給与明細がわからない新入社員へ|控除の意味をFP2級が解説
はじめに|給与明細、正直よくわからなくないですか?
こんにちは!めぇちゃんです!
新入社員になって、初めて受け取る「給与明細」。
- なんだか数字がたくさん並んでいる
- 何が何だかよく分からない
- 結局、手取りしか見ていない
こんな状態の人、いませんか?
実際、私も新入社員の方からもこんな声をよく聞きます。

- とりあえず手取りだけ見て終わっている
- 控除って書いてある時点で、もう読む気がしない
- 先輩に聞くほどのことでもない気がする
でも、これってかなり普通のことです。
かく言う私も以前まで「手取りだけ見て終わる人」でした。。
しかし、給与明細は難しそうに見えますが、
新入社員が理解すべきポイントは実はとても少ないんです。
ここを理解するだけで、
- 手取りが少ない理由
- 税金や社会保険の仕組み
- 将来の年金や保障
まで、つながって理解できるようになります。
そこで!この記事では、
新入社員でも迷わない給与明細の見方を、順番に解説します!
- 給与明細のどこを見ればいいかが分かる
- 実際に引かれるお金や目安金額が分かる
- どの数字を基準に考えればいいか分かる
① 給与明細は「3つのゾーン」に分けて見る
まず、なぜ給与明細はなんだか難しく見えるのでしょうか。
理由はただ一つ。
一気に全部を理解しようとするからです。
まずは、次の3つに分けて見てみましょう!
- 支給(もらえるお金)
- 控除(引かれるお金)
- 差引支給額(手取り)

他にも項目はあると思うけど、
個人的には、新入社員のうちは
この3つの名前と流れが分かれば十分だよ!
細かい数字よりも、
「お金がどう流れているか」を知ることの方が
大切だと思います!
② 「支給額」=会社からもらえるお金
基本給がメイン
支給欄に書いてあるのは、
- 基本給
- 残業代
- 各種手当(通勤手当など)
など、会社から支払われるお金です。
新入社員の場合、
ほとんどは「基本給+通勤手当」になっていることが多いです。
額面給与=支給額
求人票や内定時に聞いていた給与額は、
この「支給額(額面)」を指しています。

ただし、この時点では、
まだ税金や保険料が引かれていないよ!
「全部もらえるお金」ではない、という点に注意しよう!
③ 「控除額」=自動的に引かれるお金
新入社員が一番混乱するポイント、それがこの「控除額」です。
控除は大きく2種類
給与から引かれるお金は、大きく分けて2つあります。
① 社会保険料
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
私たちの医療や将来の年金、失業時のためのお金など、保障のお金です。
② 税金
- 所得税
- (住民税 ※2年目から掛かります)
国や自治体に納めるお金で、
公共サービスやインフラの整備など、
多種多様な用途に使われています。
「引かれて損」ではない
特に社会保険料は、
- 病院に安くかかれる
- 将来年金として戻ってくる
など、将来の自分も含めた社会保障のための仕組みです。
完全に無駄なお金ではないので、そこだけは理解しておいてください!
控除額の目安を知っておこう
目安として、
社会保険料は給料(額面)の約15%前後が引かれます。
「3万円くらい一気に減った…」と感じる新入社員も多いですが、
これは珍しいことではありません。
例えば、月給22万円の新入社員の場合、
- 社会保険料:約3万円前後
- 所得税:約5,000円前後
→ 手取りは17〜18万円くらいになることが多いです。
※あくまで目安です。会社や地域で多少変わります。
④ 新入社員のうちは「住民税が少ない」理由

税金とかが引かれるのは分かったんだけどさ、
なんだか僕のお金、
思ったより引かれてない気がするんだけど、
気のせいかな。

それはきっと「住民税が入っていない」のが原因だね!
給料明細を見て、
「思っていたより税金が少ないかも」
と感じた人もいるかもしれません。
その理由は「住民税」にあります。
住民税は前年の収入で決まる
住民税は、
前年の所得を元に、翌年から払う仕組みです。
そのため、入社1年目の新入社員は
住民税がかからない 、もしくは少ないことがほとんどです。

ここでFPとして必ず伝えたいのが、
「1年目の手取りを基準に生活レベルを上げすぎないこと」です!
住民税は一般的に2年目の6月から天引きされ始めます。
そのため同じ給与でも2年目は、
1年目よりも手取りが減るケースが多いと思います!
心の準備をしておこう!
⑤ 「差引支給額」=本当に使えるお金
給与明細の一番最後にある「差引支給額」、
これが実際に口座に振り込まれる金額、つまり「手取り」です!
新入社員は「手取り」で生活を考える
家賃や食費、貯金などは、
全てこの「手取り」を基準に考えるのがポイントです。
額面で生活設計をすると、
「思ったよりお金が足りない…」となりがちです。
家計管理や貯金の計画は、
必ずこの「差引支給額(手取り)」を基準にしましょう。

税金などは引かれて損ではないけれど、
今、手元にないのは間違いないからね!
見るべき数字を間違えないようにしよう!
⑥ 給与明細は「完璧に理解しなくていい」

何が書いてあるかは理解できて来たけど、
やっぱり全て理解しておくのは難しいよ~。

色々説明してきたけど、
全てを完璧に理解しておく必要はないよ!
ここまで読んで、
「やっぱり難しいかも…。」
と感じても大丈夫です。
新入社員に必要なのは3つだけ
最低限、次の3つがわかればOKです。
- 支給額はいくらか
- 何が引かれているか
- 手取りはいくらか
この3点を月に1回見るクセをつけるだけで、
お金への理解は確実に深まります。

ちなみに、新入社員のうちは
次の項目は正直よくわからなくても大丈夫だよ!
- 標準報酬月額
- 調整控除
まずはスルーでOK!
まとめ|給与明細がわかると、お金の不安は減る
給与明細は、
- 自分がいくらもらって
- 何にいくら払っていて
- いくら使えるのか
を教えてくれる、社会人のお金の基本資料です。
完璧に理解する必要はありません。
月に1回、30秒だけ見る習慣をつけてみてください。
それだけで、お金に対する不安は確実に小さくなります!
新入社員のうちから給与明細に慣れておくことで、
- 貯金
- 保険
- 投資
すべての判断がしやすくなります。
少しずつ慣れて、お金の不安を解消しましょう!
それでは!また!
