持株会って?インデックス投資とどっちがいい?メリット・デメリット含めて徹底解説!

めぇちゃん

こんにちは!めぇちゃんです!

最近、福利厚生として導入する企業が増えている「持株会」。

少額から積み立て可能で、会社から奨励金が出ることも多く、

加入している方も多いのではないでしょうか。

ただ、この持株会について、こんな疑問を持ったことはありませんか?

  • 持株会って本当にメリットだけなの?のデメリットは?
  • 持株会で積み立てと、インデックス投資で積み立て、どっちの方がリターンが大きいんだろう?

奨励金に魅力を感じ、持株会で積み立てている方も多いと思いますが、

実際にインデックス投資等とどちらが将来的に金額が大きくなるか、

比較検討している方はそこまで多くないのではないでしょうか。

そこで!今回は持株会のメリット・デメリットを含めて、

投資商品の比較分析の方法まで解説したいと思います!

この記事を読むことで分かること
  • 持株会のメリット・デメリットがわかる。
  • 持株会とインデックス投資、どちらがいいか考えられるようになる。
  • 投資商品の比較をする際の分析方法について理解できる。

持株会とは?

新人サラリーマン
新人サラリーマン

ねぇ、めぇちゃん!

今日さ!会社から「持株会」っていう福利厚生の説明を受けたんだ!

少額から毎月、自社株を積み立てられて、

奨励金も10%出してくれるらしい!

これって最高の制度じゃない??

めぇちゃん
めぇちゃん

持株会の説明を受けたんだね!

会社にも社員にもメリットがあるから、

最近は導入している企業も多いね!

でも、最高の制度かどうかは考えながら使った方がいいよ!

新人サラリーマン
新人サラリーマン

え、そうなの?それってどういうこと??

持株会とは

従業員が給与や賞与から天引きで自社株を積み立てられる制度で、

福利厚生の一種です。

企業側としても従業員という安定株主を獲得できるなど、メリットがあるため、

現在では多くの会社で導入しています。

持株会のメリット・デメリット3選

持株会にはいくつかのメリット・デメリットがあります。

以下の通りです。順番に解説します!

メリット
  1. 奨励金がもらえる
  2. 少額から購入可能で、毎月積み立てで簡単に資産運用できる
  3. 自身の業績アップで給与も株価も上がる可能性がある
デメリット
  1. 自社依存が大きくなる
  2. 売却の手続きがやや煩雑で、好きな時に換金できない
  3. 株主優待はもらえない

メリット3選

①奨励金がもらえる

1つ目のメリットが「奨励金」です。

これが一番分かりやすく、大きなメリットです。

奨励金とは従業員が自社株を購入する際に、会社が一定の金額を上乗せし、

その分だけ多く株式を購入できる仕組みです。

これのおかげで市場よりも安価で株式を購入できます。

めぇちゃん
めぇちゃん

5~10%の奨励金を上乗せしているところが多く、

企業によっては20%以上、上乗せしているところもあるよ!

②少額から購入可能で、毎月積み立てで簡単に資産運用できる

2つ目のメリットは少額かつ積み立てでの購入が可能な点です。

通常、日本株は100株単位からしか購入できませんが、

持株会は月々1000円の積み立てから可能です。

また給料天引きのため、一度設定してしまえば簡単に資産形成ができます。

めぇちゃん
めぇちゃん

毎月、決まった金額の購入になるから

ドルコスト平均法(※1)での積み立てになるのも

投資初心者にはありがたいね!

※1)ドルコスト平均法について

ドルコスト平均法とは金融商品を買うときの投資手法の一つです。

一定の金額で、定期的に継続して購入することになるため、

価格が安いときには多く、価格が高いときには少なく、

商品を買い付けることができます。

平均買い付け価格を下げる効果があり、投資のリスク低減になります。

③自身の業績アップで給与も株価も上がる可能性がある

3つ目のメリットは自身の業績次第で収入と資産増加の両取りが狙える点です。

これは企業側のメリットでもあるのですが、

自身の頑張り次第で自分の業績が上がり、会社の業績も上がれば、

給与も株価も上がる可能性があり、仕事のモチベーションアップに繋がります。

デメリット3選

メリットがあれば、デメリットもあります。デメリットは以下3つです。

①自社依存が大きくなる

デメリット1つ目は自社依存が大きくなる点です。

これが最も大きなデメリットです。

収入と資産の両方を会社に依存することになるため、リスク分散ができません。

そのため、会社の業績悪化時には給与減少と保有株式の価値下落という

二重の打撃を受けるリスクがあります。

めぇちゃん
めぇちゃん

「卵は1つのカゴに盛るな」という

有名な投資の格言にもあるように、

資産は一点集中させず、分散投資することが大切だよ!

その点では持株会はデメリットともいえるね!

②換金の手続きがやや煩雑で、好きな時に換金できない

2つ目のデメリットは換金性の悪さ(流動性のリスク)です。

持株会で積み立てた自社株を売却する流れは大まかに以下の通りになります。

持株会の自社株を売却するときの流れ
  1. 持株会とは別で、個人名義の証券口座を開設
  2. 会社に事前申請して持株会から自身の証券口座への株式を移動
  3. 持株会で積み立てた自社株を売却

口座開設から行うと売却まで数週間かかる可能性もあり、

「利益が出た!今すぐ売りたい!」となっても、すぐに換金できません。

さらに少額から積み立てているのでどうしても

100株未満の株(単元未満株)が発生します。

これを売却するには一度、持株会を退会する必要があり

また退会後は一定期間再加入できない、

もしくは会社によってはそもそも再加入できない場合もあります。

めぇちゃん
めぇちゃん

これに関しては僕自身も体験したことがあって…。

お金が必要になったタイミングで結局換金できず、

売るタイミングを逃してしまったよ。

また持株会に限った話ではないけど、

取引数(出来高)が少ない株だったら

より一層、売りたい値段で売れないことが多いよ!

意外と大きなデメリットだから気を付けてね!

③株主優待はもらえない

3つ目のデメリットは株主優待はもらえないという点です。

株式を購入すると、会社によっては持っている株数に応じて

株主優待がもらえる会社もあると思います。

しかし持株会で積み立てた場合

どれだけ株式を持っていても株主優待は対象外となります。

優待を目当てに積み立てる場合は注意しましょう。

インデックス投資とどちらがリターンがいい?

新人サラリーマン
新人サラリーマン

すごい制度だと思ったけど、意外とデメリットもあるんだね。

でもさ、奨励金が10%とかあったら、さすがに

インデックス投資よりはリターンが大きいよね?

めぇちゃん
めぇちゃん

そこは一番気になるところだよね!

僕もどっちがいいのか迷っていた時期があったよ!

じゃあどちらの方がリターンが大きくなるか、

分析する方法についても説明するね!

持株会に限らず、金融商品を購入する際、

どちらの方がリターンが大きくなるか比較したいときがあると思います。

そんなときに使える分析方法「IRR法」について紹介します。

IRR法(内部収益率法)とは?

IRR(Internal Rate of Return)法とは、投資の収益性を評価する手法で、

正式な説明をすると、

「将来得られる各年度の収益の現在価値の合計と、保有期間終了後の価格の現在価値の合計が、初期投資額と等しくなる割引率を求める方法」です。

、、、はてな?マークが10個ぐらい並んでますかね。

簡単に言うと投資商品の「利回り」を計算して比較する手法です。

めぇちゃん
めぇちゃん

この投資って利回りどのくらいで増えていってるのと同じなのかな~を計算できるんだ!

この数値を使って、他の投資商品と比較するよ!

具体的な計算方法

正式な計算式はあるのですが、式で書くとやや複雑です。

実はこのIRRの計算はExcelで簡単に計算できます!

ここではExcelを使った実際の計算方法を説明します!

投資期間とキャッシュフローの列を作成

まずExcelで投資期間とキャッシュフローの列を作成します。

この時、投資期間の最初の行は0年目として

初期投資額の欄にした方がわかりやすいです。

キャッシュフローの列に各年のキャッシュフローを記入する

次にキャッシュフローの列にそれぞれの年の

キャッシュフローを記入していきます。

めぇちゃん
めぇちゃん

ここで1点注意!!

このキャッシュフローは

支払いはマイナス収入はプラスで記入します!

なので最初の初期投資額は

必ずマイナスで記入してね!!

IRR関数でキャッシュフローの列全てを選択

最後にIRRを計算したい欄に「=irr」と記入し、

STEP2のキャッシュフローの列をすべて選択して

Enterを押せば、IRRが計算されます。

完成すると以下のような表になります。

めぇちゃん
めぇちゃん

上記の表だと利回り3.56%の商品に投資したのと

同じってことだね!

IRR法を使って持株会を分析してみよう

それではこれを使って持株会のシュミレーションをしてみたいと思います。

シュミレーションのための前提条件
  • 毎月3万円(年間36万円)を積み立て、奨励金は10%とする。
  • 計算の都合上、年間ごとの積立額で計算。
  • 株価の変動はなしと仮定し、投資期間終了時に全額換金する。

計算結果は以下の通りです。ドンッ!

仮に株価の変動がなく、奨励金のみで積み立てた場合、

1年目の利回りこそ10%ありますが、そこからは年々減り、

10年も経てば、利回り約1.7%の投資商品を運用していたのと変わらない結果となります。

新人サラリーマン
新人サラリーマン

え!奨励金10%なのにこんなに利回りが減るの?

どうして?利回り10%じゃないの?

めぇちゃん
めぇちゃん

それはね、この「10%」という値は

拠出した金額にしかかからないからだよ!

そもそも利回りというのは投資総額に対しての収益率なので、

複利(※2)で計算します。

しかしこの奨励金はあくまで拠出した金額に対してしかかかりません。

そのため、前年までに積み立てた金額には全く利率がかからない状態になります。

そのため年数が積み立てを続ければ続けるほど、

奨励金がかからない金額が増えていき、利回りは悪くなります。

※2)単利、複利について

利息の計算には単利複利という2つの計算方法があります。

<単利>

預けた元本にだけ利息が付く計算方法。

元本の金額はずっと変わらない。

<複利>

元本と既に付いた利息(つまり投資総額)にも利息が付く計算方法。

元本額が増えていくので、利息も増えていく。

めぇちゃん
めぇちゃん

もちろん株価は一定ではないから、

一概にこの利回り通りにはならないよ!

ただ奨励金だけを意識して積み立てていると、

意外と利回りがよくないことは多いんだ!

新人サラリーマン
新人サラリーマン

そういうことだったのか。

てっきり利回りも10%のままかと思っていたよ!

人気のインデックス投資であるS&P500やオルカンの場合、

投資時期にもよりますが、だいたい投資20年間の平均利回りは5~7%程度あります。

それと比較すると、持株会は奨励金の利回りだけで見ると、

3年ぐらいでリターンが負けてしまう計算になります。

この辺りの利回りも考慮しつつ、

持株会をする場合は積立額や期間を設定しましょう!

※投資を推奨するものではありません。投資するかどうかは自己判断でお願いします。

まとめ

それでは最後の本日のまとめです!

本日のまとめ
  • 持株会とは従業員が給与や賞与から天引きで自社株を積み立てられる制度です。
メリット
  • 奨励金がもらえる
  • 少額から購入可能で、毎月積み立てで簡単に資産運用できる
  • 自身の業績アップで給与も株価も上がる可能性がある
デメリット
  • 自社依存が大きくなる
  • 売却の手続きがやや煩雑で、好きな時に換金できない
  • 株主優待はもらえない
  • 投資商品の収益性を分析する方法にIRR法というものがあります。
  • 奨励金だけを見て積み立てを続けると、思った以上に利回りが悪くなることがあるので注意が必要です。

奨励金などメリットも多い持株会ですが、

意外と知られていないデメリットもあります。

持株会に限らず、投資を始める場合はメリット・デメリットを正しく理解して、目的に合った資産形成ができるようにしましょう!

それでは!また!

ABOUT ME
めぇちゃん
めぇちゃん
会社員/2級ファイナンシャル・プランニング技能士
会社員、30代男性
大学院卒業後、現在の会社にて勤務。現在、会社員歴10年以上。

30代を迎えて、社会人としてのお金や社会制度への理解の低さを感じ、ファイナンシャルプランナー(FP)資格を取得。
FPに関わる内容だけでなく、新社会人に向けて少しでも役立つ情報発信を心掛けている。
記事URLをコピーしました