共働き夫婦のお金設計ロードマップ|貯金・保険・投資の正しい順番をFPが解説
こんにちは!めぇちゃんです!
結婚して、共働きで生活し始めると
- 世帯年収はそこそこある。
- 生活も安定している。
- なんとなく貯金もできている。
…しかし、なんとなく、
「このままで大丈夫かな…。」と感じたことはありませんか?
実際、私は上記のような不安を感じていました。
実は、共働き世帯は収入面で有利な反面、設計を間違えるとお金が思うように増えません。
夫婦の家計管理で大事なのは金額よりも順番です。
そこで、この記事ではFPの目線から、
共働き夫婦が押さえておきたいお金の設計手順をできるだけ分かりやすく整理します!
- 共働きでも思ったほどお金が貯まらない理由が分かる。
- 共働き夫婦のお金設計のやり方が分かる。
共働きでも意外とお金が貯まりにくい理由
共働きでも意外とお金が貯まりにくい理由は、
「謎の安心感」と「危機感不足」です。
共働きは収入が2本あるので安心感があります。
しかしその一方で、収入が増えたことから下記のような特徴になりがちです。
- 生活水準が上がりやすい。
- お互いの支出を細かく把握していない。
- 目的のない貯金や投資になりやすい。
そのため、世帯年収800万円や1000万円でも思ったほど貯まっていないケースは珍しくありません。
実際、私もこの②、③パターンに陥っていました。
この状況を打破するためにも、最初に「設計図」を作ることが大切です。
共働き夫婦のお金設計 5ステップ
それではここから、具体的な共働き夫婦のお金の設計ステップを説明します。
全体像はシンプルで、以下の5ステップ!
- 家計の見える化を実施する。
- ライフプランを二人で話し合う。
- 生活防衛資金を作る。
- 必要な保険を最適化する。
- 余剰資金で投資を始める。
この順番が基本になります。
順番に解説します!
STEP1:家計の見える化を実施する
まず初めにやるべきことは、世帯ベースでの
「家計の見える化」です。
個人の家計管理については以前の記事でも紹介した通りです。
【新人・若手社員向け】家計管理は「これだけ」でOK|FPが教えるシンプル管理法
この個人での家計管理を世帯で行いましょう!
今回の目的はまず「現状を把握すること」なので、世帯での家計管理のやり方は、
- それぞれで家計管理をして合算する。
- 共通口座を作って管理する。
とりあえずはどちらでも大丈夫です。
特に確認してほしいのは以下の4つです!
- 世帯手取り月額
- 年間貯蓄額
- 固定費の割合
- 貯蓄率(年間貯蓄 ÷ 手取り年収)

②に関しては家計管理をしていなかった場合、正確な把握は難しいと思います。
その場合は「現在の口座残高ー1年前の口座残高」をして、ざっくりとした年間の貯蓄額を把握しよう!
1つの目安としては、貯蓄率20%以上をいったん目標にするのをおすすめします。
ただし、これはあくまで目安です。
本当に重要なのは将来足りるかどうかなので、この後のSTEP2が重要になります。
STEP2:ライフプランを二人で話し合う
次にやるべきことが
ライフプランについて話し合うことです。
ここが一番重要でSTEP1とほぼ同時に行うことをおすすめします。
人生の3大支出と言われる大きな支出が下記の3つです。
- 教育資金
- 住宅資金
- 老後資金
これをどうしたいかによって必要な金額も大きく変わってきます。
またどうするのが正解か、というのもありません。
あくまで2人が納得する答えを見つけるのが大切です。
具体的な話し合いテーマとしては以下のようなものがあります。
- 子どもは何人ほしいか
- その場合、どちらかが一時的に働き方を変えるか
- 子供の教育にどこまでお金をかけるか
- 将来、持ち家を持ちたいか、
- 老後にどの程度余裕を持たせたいか
たとえば教育資金だけでも子供一人当たり、幼稚園から大学まで公立か私立かで、以下のように金額が変わります。
| 公立 | 私立 | |
|---|---|---|
| 幼稚園 | 53.2万円 | 103.8万円 |
| 小学校 | 219.7万円 | 1045.8万円 |
| 中学校 | 162.6万円 | 467.2万円 |
| 高等学校 | 178.5万円 | 352.1万円 |
| 大学 | 247万円 | 480.3万円 |
| 計 | 861万円 | 2449万円 |
数値に関しては表示単位に四捨五入してあるので、内訳の計は必ずしも合計に合致しない。
これを19年で貯金だけで準備するなら、年間50〜130万円の積立が必要になります。
貯金も投資もただ「余ったお金」でするものではなく、将来不足する金額から逆算するもの。
この目的意識をもって行うことが大事です。
そのためにもどういうライフプランを立てるか、夫婦で話し合うことが一番大切です。
STEP3:生活防衛資金を作る
ライフプランまで話し合えた後は具体的に必要なものをそろえていきましょう。
まず行うことは
生活防衛資金を貯めることです。
共働きで収入が多いからといって、生活防衛資金を軽く見てはいけません。
職を失うリスク以外にも、これからの長い人生を考えたライフプランでは下記のような出来事が起こる可能性は高いです。
- 出産や育児による一時的な収入減
- どちらかが休職に入る。
- 転職に伴う期間一時的な収入減
これらのリスクに備えて、万が一のための生活防衛資金を貯めておくのはとても重要です。
会社員であれば、目安として、
生活費の6か月分(半年分)あれば、ある程度安心できると思います。
まずはこれを目標に二人で貯蓄から始めましょう。
STEP4:必要な保険を最適化する
次に行うことは
必要な保険を最適化することです。
共働き世帯は必要以上の保険に入っていることも多いです。
- 医療保険
- 貯蓄型保険(終身保険など)
- 学資保険 など
保険の考え方はとてもシンプルで以下の2つです。
- 貯蓄でまかなえないものに備える。
- 必要な金額を計算して、不足分に備える。
①貯蓄でまかなえないものに備える
例えば以下のようなケースは確率は低いですが、もし起こった場合、必要な金額が貯金ではまかなえないほど高額になります。
- 自動車事故で相手を死亡させてしまった。
- 火災で家が燃えてなくなってしまった。
こういったケースに備えるのが保険です。
逆に下記のようなケースはある程度の金額はかかりますが、貯蓄でも十分にまかなえます。
- 入院した時の医療費
- 子供の学費
こういったものには貯蓄と投資で備えることをおすすめします。
②必要な金額を計算して、不足分に備える
例えば死亡保障で考えてみましょう。
子なし、共働き世帯などではそもそも死亡保障は不要なことが多いと思います。
しかしまだ小さい子供がいる家庭などでは、夫婦どちらかに万が一が起きた場合に備えて、生命保険に加入するケースもあると思います。
その場合、必要な金額全額を民間保険で備えるのではなく、以下のような、死亡した時に補填される金額を差し引いて、足りない分を補填するように保険に入りましょう。
- 現在の貯蓄
- 会社からの退職金
- 遺族年金
- (親族からのサポートなど)
このように考えた場合、終身ではなく掛け捨ての生命保険で十分なことがほとんどです。
また医療保険も考え方は同じです。
過去の記事でも紹介したように公的医療保険には高額療養費制度があります。
そのため高額な医療費かかっても自己負担額はそこまで高くならず、民間保険もほとんど必要ないことが多いです。
過去の記事はこちら
無駄な保険に入ってない?みんなが入っている最強の保険「公的医療保険」の基本を解説!
上記のように補填される金額を考慮して、
「それでも保険が必要か、貯蓄でカバーできるか」で判断するのが大事です。
STEP5:余剰資金で投資を始める
最後に行うのが
「余剰資金で投資を始める」です。
ここまでくれば投資をする目的も明確になっていると思います。
- つみたて型の分散投資
- NISA口座
- 余裕があればiDeCo
などを活用しながら将来に向けて少しずつ資産形成を始めましょう。
よくある質問
- 今まで家計管理をしていなかった場合、どうやって家計の見える化をする?
-

今まで家計管理をしていなかった場合は
- とりあえず1か月管理してみる。
- それを12倍したものを
年間経費として考える。
でOKです!
一度、現状の家計の確認を行いましょう!
- 資金やライフプランの再設計は必要?
-

子供が生まれる、などのイベントごとに再設計を行った方がいいと思います!
特に共働きから一時的に片働きになると、世帯収入の減少や保育料の変動、社会保険料の変化などが起こります。
このタイミングで、
- 防衛資金や保険の見直し
- 投資額の調整
などを行うと、家計は安定しやすいです。
まとめ|共働きは「順番」で差がつく
それでは最後に本日のまとめです!
- 共働きでも意外とお金が貯まらない理由は、「謎の安心感」と「危機感不足」
- 共働き夫婦のお金設計の5ステップは以下の通り
- 家計の見える化を実施する。
- ライフプランを二人で話し合う。
- 生活防衛資金を作る。
- 必要な保険を最適化する。
- 余剰資金で投資を始める。
- ライフプランに合わせて、適宜見直しも行おう。
共働き世帯は、資産形成の土台は整っています。
しかし、
- いきなり投資する
- なんとなく保険に入る
- 目的のない貯金
になってしまうと、思ったように貯まりません。
大切なのは、「見える化 → 防衛 → 設計 → 最適化 → 投資」
この順番を間違えないことです。
私自身も共働き世帯ですが、一番効果があったのは「投資額を増やすこと」ではなく「順番通りすること」でした。
まずは、ご家庭の数字を一度整理してみてください。
それでは!また!
